カネボウの白斑問題で、美白化粧品の問題点が浮き彫りとなりつつあるようです。

今回の白斑のケースでは、あくまで「ロドデノール」と言われるカネボウ独自の成分が原因とされています。したがって、基本的にはカネボウ以外の美白化粧品は特に危険性はないはずです。

しかし、ロドデノールがどういう風に作用して白斑が出来るのか?という詳しいメカニズムは未だに解明されていません。

よって、美白化粧品でトラブルに見舞われた時に冷静に対処できるよう、必要な知識を身につけておきましょう。

白斑が出来るまでのおおまかな流れ

まず注目すべきなのが「医薬部外品」と「一般化粧品」では、微妙に効果が異なっているという点です。

http://www.sankeibiz.jp/business/photos/130907/bsc1309071900008-p1.htm

引用元: 「医薬部外品」一般化粧品と何が違うの? 白斑被害で注目 – SankeiBiz(サンケイビズ).

一般化粧品の場合は単にシミやソバカスを“隠す”だけなのに対し、医薬部外品の美白化粧品は、シミなどの根本的な原因とされる「メラニン色素」の生成を抑える作用を持っています。

肌の新陳代謝に直接作用する分、医薬部外品の方が効果が高い(強い)と言えそうです。

カネボウのロドデノールでは、このメラニン色素の生成を抑える力が強く働きすぎてしまい、肌の色が白く抜けたような状態になってしまった、と考えられています。

メラニン色素とは皆様ご存知の通り、太陽の光を浴びた時に、肌を黒くする成分です。夏は肌の露出が多いため肌が黒くなり、冬は露出が少なくなるため、自然に肌の黒さは消えてしまうのですが、何らかの原因で黒の色素が肌に残ってしまった時、シミやソバカスとなります。

ソフィーナの美白成分「カモミラet」資生堂の美白成分「m-トラネキサム酸」はどちらも医薬部外品で、厚生労働省からメラニンの生成を抑える効果があるとお墨付きを得ている模様です。

ただし、医薬部外品は効果が強すぎるから、一般化粧品の方が安全なのか?と言うと、必ずしも一般化粧品が安全という訳ではないようです。

今回の白斑の件はあくまでロドデノールが原因だし、
一般化粧品でも、肌への刺激が強い合成界面活性剤が含まれていたりすると、肌に悪影響を及ぼす可能性があります。

美白化粧品で白斑が出た時の治し方

白斑症状の対処で難しい点は、何が原因で白斑が出たのかということを特定しにくいことです。

美白化粧品のせいなのか、それとも体質や別の病気(老人性白斑・尋常性白斑)なのか、本人でも特定するのは難しいものです。

そんな時は、とりあえず化粧品の使用を一旦中止してみることをおすすめします。

カネボウの白斑も、美白化粧品の使用を止めることによって、60%程度の人は特別な治療をしなくても回復していると報告されています。(回復には半年から一年かかる模様)

美白化粧品の使用を止めたのに悪化するケース

美白化粧品の使用を止めたにも関わらず、逆に白斑が広がって悪化する恐ろしいケースも報告されています。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/photos/130911/crm13091123360018-p1.htm

引用元: カネボウに不信感「隠そうとしたのでは」 使用中止後に悪化の女性も – MSN産経ニュース.

カネボウ側の回答では、皮膚の色が「まだら」になるのは、失われたメラニン色素が回復してきている証し、とのことですが、詳しいことは不明な模様です。

(ステロイド軟膏やプロトピック軟膏など、白斑に効果があるかもしれない薬がいくつか報告されています。ステロイドやプロトピック軟膏などの薬は副作用もあるので、必ず医師の指示の下で使用しましょう。)

ここでひとつ、絶対に注意しなければならない点があります。

太陽光(紫外線)には、有害な波長の光もあって、メラニン色素は紫外線の有害な部分をカットしてくれています。

しかし、白斑(肌の色が抜けて白くなっている部分)はメラニンが消失してしまっているので、有害な波長の紫外線が肌を直撃してしまいます。

紫外線の悪影響には「皮膚がん」や「活性酸素が増加して老化する」などがあるので、紫外線をガードする手段を講じることは必須だと言えます。

皮膚科学会特別委員会も勧告しています。

白斑の発症に紫外線が関係している可能性もあるといい、松永委員長は記者会見で「(白斑で)色の抜けている皮膚は紫外線を防げない」と、日焼け止めを使うよう呼び掛けている

引用元: 白斑症状:カネボウ以外に11例報告 皮膚科学会特別委- 毎日jp(毎日新聞).

なお、尋常性白斑や老人性白斑も紫外線対策をする必要があります。

日焼け止めを使う際に注意すること

白斑が出ている部位は皮膚が弱っていると考えられます。界面活性剤不使用で、肌にやさしい日焼け止めを使いましょう。

日焼け止めを使っている時、肌は紫外線の影響を受けません。紫外線の影響を受けないということは、肌でビタミンDが作られないことを意味しています。ビタミンDが不足すると、骨粗しょう症になってしまいます。

閉経後の女性はエストロゲンが減少しており、骨粗鬆症にかかりやすくなっています。ご注意ください。

ビタミンD不足を防ぐため、まずはビタミンDを多く含む食品を食べましょう。

ビタミンDを多く含んでいるのは魚類やキノコ類です。シャケやきくらげはビタミンDが豊富だと言われています。

好き嫌いなどが理由で食品からビタミンDを摂取できない場合は、サプリメントを利用しましょう。特定のビタミンを単体で大量に摂取すると、体のバランスがおかしくなる恐れがあるのでやめましょう。

様々な種類のビタミン、そしてミネラルをバランス含んでいる、マルチビタミン&ミネラルがおすすめです。


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