インフルエンザの役立つ知識。入浴と体温調節について

インフルエンザってツライですよね。

私も子供の頃はよく風邪をひいていました。

(ここ3年はインフルエンザも風邪も全くひいていません。ひいていないというより、ひどくならないみたいです。ちょっとダルイな~って時はありますが、1日寝たら治ってます。バカに磨きがかかっているようで嬉しい限りです)

さて、この記事では、次の2つの疑問に答えを出します。

  1. インフルエンザ時にお風呂はOK?
  2. 熱が出たら温めるべき?それとも冷やすべき?

インフルエンザの時に風呂に入っていいのか?

時と場合によります。

風呂に関する研究データは少なく、明確な答えは出ていません。医者の意見もバラバラです。

したがって、風呂に入るか入らないかは、自分の体と相談して決めましょう。

風呂に入るメリット

  • インフルエンザウイルスは熱に弱い。体温上昇により、免疫力アップが見込める。
  • 空気が乾燥していると粘膜の機能が低下する。インフルエンザウイルスは乾燥した空気を好む。風呂場の空気は湿度が高いので、鼻や喉の粘膜を潤す効果があると思われる。
  • ベタベタする不快な気分を解消。気分転換・ストレス解消となる。
  • 清潔になる。

風呂に入るデメリット

  • 湯冷めしてしまうと、症状が悪化する可能性が高い。
  • 体力を消耗する。
  • 熱いお湯に長く入りすぎると脱水の恐れ。
  • 家族間で感染が拡大する危険性。
ポイント

下痢や嘔吐がひどい場合、ノロウイルスやロタウイルスに感染している可能性が考えられます。ノロやロタは感染力が非常に高く、風呂のお湯から感染することが報告されています。お風呂のお湯を共有しないようにご注意を。

入浴の際は湯冷めに注意。脱衣場を暖かくする、風呂から出たらすぐに頭を乾かして布団に入るなどの工夫を。

お湯の温度は熱すぎずぬるすぎず適温で。長く入り過ぎないように。シャワーだけだと、体が温まらない可能性があります。

そして、脱水症状を防ぐために水分補給を徹底してください

嫌々ながら入る必要はありません。蒸しタオルで体を拭くだけでも、清潔さは保てます。

インフル時、風呂に入らないほうがいい場合
  • キツイ・体力を消耗していると感じる時は、入浴を控えましょう。
  • 子供やお年寄りは体力が低いので入浴は控えましょう。どうしても入りたい場合は医師に相談してください。
  • 本格的な発熱時(38度以上)の入浴は厳禁です

インフルエンザの発熱、対処はどうする?冷やす?温める?

ネットで発熱時の対処を検索すると、「熱が出たら体を冷やした方が良い」という意見があります。

私はてっきり「熱が出たら体を温め安静にするべき」と思っていたんですけどね。

ちょっと納得いかなかったので、丁寧に掘り下げて分析してみました。

体の機能に従う

発熱時の体温調節の問題は、単純な「温めるか」「冷やすか」という考えでは解決しないようです。

調べた結果、状況に応じて「温める」「冷やす」を使い分ける必要があることが分かりました。

そもそも発熱とは、体内の温度を上昇させ、病原菌を退治するための体の防衛機能。

体の防衛機能に逆らい、無闇に冷やすのは得策とは言えません。体の機能をサポートするのがベストだと言えます。

つまり、

  • 体が体温を上げようとしている時は温める。
  • 体が体温を下げようとしている時は冷ます。

では、どうやって確かめればいいのか。

答えは簡単です。

手や足の温度を確かめればいいんです。

人間には体温調節の機能があり、手足はラジエーター(冷却装置)の役目を果たしています。

人間が体温を上げようとしている時は、手足は冷たくなります。熱を外に逃さないようにしているからです。冬に手足が冷たくなるのはそのためです。

逆に、人間が体温を下げようとしている時は、手足は温かくなります。熱を外に放出しようとしているからです。

最も筋が通る答え

  1. 手や足が冷たい時(震えや悪寒がある時も)は、体を温める。
  2. 手や足が熱い時は、熱がこもらないように気をつける。(薄着になる、ほどよく冷やす)

発熱時のクーリング(アイシング)についての注意点

クーリング(アイシング)とは、太い血管がある場所(脇の下・太ももの付根)を氷で冷やすことです。

高熱時に有効とされているクーリングですが、いくつか危険な点もあるようです。自力で行う場合は十分ご注意ください。

ばばじろう日記(日付が2013年なので、比較的新しい情報です)

↓上記サイト記事の要点↓

  1. 病原菌などが原因の発熱時において、クーリングを行う明確な基準(体温)は、今の所ない。
  2. 熱中症などが原因の発熱においては、クーリングは有効。熱中症でも氷は使うべきではないと言っている専門家がいます。詳しくは熱中症 対処のページを参照)
  3. クーリングを行っても、深部体温は下がらないと思われる。
  4. 確実にクーリングが必要なのは40度以上の高熱の場合。
  5. 呼吸不全、心不全、中枢神経障害をもつ人に対するクーリングはショックが大きいため危険。
  6. 体が体温を上げようとしている時(手足が冷たい、震えている時)のクーリングは、症状悪化の要因となる。
  7. 冷水は熱中症などには有効だが、発熱時に用いると逆効果となる。理由は、皮膚の血管を収縮させてしまうから。
  8. クーリングのガイドラインには見直しが迫られている。
  9. 蒸しタオルで体を拭き、皮膚表面を湿らせる。そして、その気化熱を利用することで緩やかに体温を下げる。という方法を推奨している専門家もいる

※2. 同じ発熱でも、ウイルス性と熱中症とでは性質が全く違います。

ウイルス性の発熱=体の自然な防御反応」「熱中症=体の体温調節機能が壊れた異常な状態

熱中症は異常事態。とにかく体温を下げないといけないので、基本的には迷わずクーリングでOKです。しかし、ウイルス性の発熱の場合は正常な機能なので判断が難しい。追記:とにかく体温を下げないといけないのは紛れもない事実です。ですが、冷やし方については完全に意見が分かれています。詳しくは熱中症 対処のページを参照してください。

「氷で冷やすのは刺激が強い」「冷やしすぎると血行が悪くなる」「体温が下がり過ぎると逆に危ない」この3つは覚えておいたほうが良さそうですね。

※7. 熱が高いからといって、水風呂につかるのは非常に危険です。

※4. クーリングを行うか行わないかの判断は素人には難しいので、医者の指示を受けることをおすすめします。


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