食品添加物だらけのファストフードを喰らい、タバコを吸って大酒を飲む。

  • 一見極めて不健康な食生活をしているにも関わらず、病気1つせずにピンピンしている人がいる。
  • 一方で、人一倍健康に気をつけているにも関わらず、病気になってしまう人がいる。

両者の命運を分けるものは何なのか。

今回は、健康に気を使う人が逆に不健康になってしまう謎に迫ります。

オルトレキシアとは?健康志向で不健康のジレンマ

本に、ネットに、食と健康に関するが溢れかえっています。

食と健康に関する読み物に共通するパターンは、とにかく「禁止」が多いということ。

砂糖を摂るな、肉を食べるな、安い油は使うな、外食はするな、食品添加物は危険だ…etc。最終的には、一切何も食べるなという異次元世界の主張に行き着く。

全体的に見ると禁止されても無視する人のほうが多いです。一方で、前のめりになって全部信じちゃう真面目な人が存在しているのも事実。

食べてOKな食材がほとんどない現実

極端な健康法では、食べられる食材が極めて少なくなります。(農薬野菜は食べれない、添加物が使われている加工食品は食べれない)

  • 無農薬野菜などは一般的な野菜より確実に数倍高い。
  • 作るのに手間暇かける分安定供給が難しく、品切れが多い。

色々な食材をまんべんなく食べることができないため、栄養バランスが崩れて栄養失調になってしまうのです。

更に追い打ちを掛けるのが精神的ストレスです。

健康という曖昧なものには、はっきりとしたバロメーターがありません。

人は目に見えないものに不安を感じます。人は、知らないこと、分からないことに恐怖を抱く。

そして、一度恐怖心が芽生えると、その恐怖の芽を徹底的に排除しなければ気がすまなくなってくるのです。

  • 食品添加物が気になる、農薬が気になる、放射能が気になる…もはや際限がない。
  • 負のスパイラルにハマってしまい、どんどん極端な方向にエスカレートしていく。

このように、極端に偏った健康法で心身ともに病んでしまうことを「オルトレキシア」と言います。

完全菜食主義者の告発から学ぶべきこと

9年間に渡りマクロビ理論を愚直に守り続けてきた方がいます。

その方は、地球環境を憂いてマクロビオティックに目覚め、以降9年間の間完全菜食主義を貫いたのだそうです。

  • マクロビを続ける中で、やればやるほど日に日に体調が悪化していくジレンマを経験。
  • 後に180度方向転換し、糖質排除の肉食主義者へと転向を果たす。

詳しい事の成り行きは「僕が菜食をやめた理由」というタイトルのwebページに記されています。興味がある方は読んでみると良いでしょう。

さて、菜食主義~肉食主義へと進んだ果てに、この方はどこに辿り着いたのでしょうか。

次の文章は、私たち(特に健康マニアの方)に重要な教訓を示しています。(強調は筆者による)

仕入れた情報から生まれる、特定の食材への「執着」と「敵視」、そこから生まれる「不安」や「緊張」の影響は、思っている以上に大きいです。

脳はたびたび暴走して、体を変化させてしまいます。

菜食をしている人が、少しのお肉を食べただけで、糖質制限をしている人が、少しの糖質をとっただけで、具合が悪くなる、という報告をよく聞きます。

(糖尿病でもないのに長いこと糖質制限をしている人で、普通に穀物食べると食後血糖値が200を超えちゃうような人、結構いるみたいですね。)

~中略~

「肉を食べると病気になる」とか、「糖質は人間の食べるものではない」とかしつこく言う人達は、いい加減にしてもらえないかなぁと思ってます。

その理論と現実世界は、全然リンクしてませんし、誰のためにもならない情報です。

食べ物そのものに善悪などなくて、「適材適所」そして「適量」を考えることが大事だと思ってます。

引用元: 体調が改善しない方へ.

非現実的な健康法は害にしかならない

マクロビ系(菜食)

野菜は完全無農薬、油は高級品、肉は一切食べない。乳製品(牛乳・チーズなど)は一切食べない。

糖質制限系(肉食)

糖質(砂糖・果物・麺類・芋類・ご飯類・ケーキ・お菓子など)は一切食べない。

両者共通

食品添加物を避ける、人工甘味料を避ける、農薬を避ける。

私たちが通常の社会生活を営んでいる限り、食品添加物や農薬を摂らない生活など不可能です。

そんな生活ができる人がいるとすれば、お金が有り余っている人か、隠居して山奥で自給自足している人くらいしかいないでしょう。

では私たち一般人はどうするか。どんな行動をとるのか。

添加物をなるべく摂らない、砂糖をなるべく摂らない、乳製品をなるべく摂らないというような行動に出ます。

しかし、完全にゼロにはできない。

通常の社会生活を営んでいれば人付き合いもあるし、外食で添加物だらけの食事をしなくてはならないときもあるはず。健康志向が高い人は「添加物は体に悪い」と思いながら、渋々外食する訳です。

当然ながらストレスになります。

本当に恐いのは、特定の食べ物が体に悪いと「思い込みながら」食事をしていると「ただのストレス」ではすまない、もっと恐ろしいことが起こる可能性があるということなのです。

今から、人間の精神が肉体に与える影響についてお話します。

少々ショッキングな内容を含みますのでご注意ください。

恐怖の実験

舞台は第一次世界大戦中のとある国。

とある刑務所で、死刑囚を使った実験が行われたそうです。

まず囚人の両手両足を縛り、目隠しをします。

次に手首を剃刀で薄っすらと切ります。

下には血を溜めるバケツが置いてあります。

刑務所の暗闇と静寂の中。

ポタ…ポタ…ポタ…と血の滴る音だけが響き渡ります。

囚人の命は血と共に流れ出し、数時間後、眠るように息を引き取った…。と言い伝えられています。

闇

この実験は、精神が肉体にどの程度の影響を与えるか調べる実験だったのです。

実は、囚人は手首を切られていなかった。

上から手首に水を垂らすことで、まるで血が流れているかのような錯覚を起こさせていたのです。

「出血多量で死ぬんだ」という極めて強い思い込みが、囚人の命を奪ったのです。

これは何を意味しているのか。

  • 添加物で病気になるんだと100%思い込んだら、100%病気になります。
  • 糖は毒だと100%思い込んだら、100%毒になります。
  • 牛乳は毒だと100%思い込んだら、100%毒になります。

危険なのは食べ物なのか、それとも自分の思い込みなのか。

今一度、考えなおしてみる必要があるのではないでしょうか。

添加物も農薬も気にするな?

あなたは、

「添加物も農薬も気にするなだって?お前は何を言っているんだ。添加物まみれのハンバーガーやコーラ、ポテトチップスとカップラーメンを毎日食いまくれというのか。そんなの健康に悪いに決まってるに決まってるじゃないか!」

と思ったのではないでしょうか?

「できる範囲で」加工食品に頼らない工夫は何の問題もないのです。

料理を作るのは良い事です。私も自分で料理を作ります。

オルトレキシア・健康不安症気味の人は、自分の力の及ばない所まで気にしすぎなのです。

自分の力の及ばないことをグダグダと気にしてはいけないのです。

例えば私は超ド級貧乏なんで無農薬野菜なんぞ変えません。そういう時は、農薬の事は完全に忘れ去ってしまったほうが良い。

やることやったら、あとは気にしてはいけない。

自分にできることをやり、残りは一切気にしてはいけない。

そもそも、ネットや本には危険煽りがあまりに多すぎます。

よくよく調べてみると大したことないケースがほとんどです。

例 農薬

昔はヤバかったらしいが、今はそうでもないらしい。技術は進歩しているので、常に新しく(安全)になっていて当たり前。洗えば大体落ちる。

例 添加物

海に醤油を2,3滴垂らしても薄まって何も残らない。添加物もそれと同じで、大量に摂らなければどうということはない。

例 糖質

人間は役1万年前から農耕を始めたことになっている。1万年も糖質を食っているのだから適応して当然。犬の祖先は肉食だったが、人間に飼われるようになってから進化して糖質に適応したと言われている。

犬にできて人間にできない道理はない。

オルトレキシアの治療方法

  • マイナスの思い込みで病気になることを理解する。
  • ネガティブな発言をする人から距離を置き、可能な限り一切関わらない。

思い込みで死んだ囚人のことを思い出しましょう。

囚人は100%死ぬと思い込んだので数時間で死んでしまった。

もし添加物で癌になると20%くらい思い込んでいたら、ジワジワとストレスの毒が効いてきて、20年後・30年後に癌になるかもしれないのです。

あなたと、あなたの大事な人の心を守ってください。

  1. 「あれは食べるな」「これは食べるな」と書いてある本は捨てましょう。
  2. 添加物で癌、糖は毒、牛乳は危険、などとしつこく何度も言う人、人を不安にさせる人とは関わらないようにしましょう。

私はときおり思います。

人を不安にさせるだけで解決策を示さない人とは、全く関わりを持たないほうが良いと。(非現実的な解決策・お金が掛かり過ぎる解決策しか出せない人も含む)

不用意に関わると、こちらが病気になり、傷つくことになるのです。


この記事が役に立ったらシェアしてください