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ごぼう茶の効能の真実

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ごぼう茶の長所と短所

一日一食健康法とセットで語られる事が多いのが、ごぼう茶。

当ブログのメインテーマは一日一食な訳ですが、今までごぼう茶については触れてきませんでした。

管理人がごぼう茶に興味が無かったからです。まぁ正直に言うと、ごぼうはあまり好きではありません。前は少し食べてましたが、ここ数ヶ月は全く食べてないです。

とにかく洗うのがメンドイ。なんとなく、ごぼうを買うくらいならニンジンを買ってしまいます。

このまま食わず嫌いなのも損ですし、ごぼう茶を試してみようかなと思い立ちました。

いずれにせよ、まずは情報収集です。ごぼう茶の真実の価値を解き明かしていきましょう。

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土の野菜ごぼう

ごぼうとは?ごぼうの歴史

ごぼう
まずはお約束のクドイ説明から(笑)

ごぼうの説明なんぞいらん!という方は、上の【目次】のリンクを使って読み飛ばしてください。ワンクリックで移動できます。

ごぼうの基本データ

  • キク科。ごぼう属。二年草。
  • 原産地は地中海沿岸から西アジア。
  • 基本的に旬は冬。11月~2月。根菜は冬が旬であることが多い。(春や夏が旬のごぼうもある)
  • ポリフェノールは割と多い部類に入る。
  • 食物繊維を多く含む。

ごぼうの歴史

  • ごぼうは縄文時代に中国から伝わった。
  • ごぼうの「根」を食べる習慣があるのは、日本と朝鮮半島だけだと言われている。
  • かつての戦争の時代。日本軍が外国人の捕虜にごぼうを食べさせたところ、木の根を食べさせたと勘違いされ、虐待として問題になったという話が残っている。

ごぼう茶の真実の効能

ごぼう茶の効能では「サポニン」や「ポリフェノール」がもてはやされる事が多いですよね。しかし、ごぼうの魅力は何と言っても「食物繊維」です。

ごぼう茶の効能を理解するためには、食物繊維の基本的な知識を知っておくことが大事です。

食物繊維の基礎知識

まず、野菜の食物繊維は、皮や皮の近くに多く含まれています。

ごぼうも例外ではありません。

皮付近に有用成分を最も多く含んでいるごぼう。皮を剥いたり、アク(灰汁)抜きをすると、せっかくの栄養分が水に溶け出してなくなってしまいます。

市販の弁当やサラダに使われているごぼうは、品質保持と見た目をよくするため、灰汁が出なくなるまで水にさらされています。(黒くなると見た目が悪いため)

つまり、栄養分が抜けてしまった残りカスに等しいとも言えます。

ごぼうは泥付きの物を購入し、皮は剥かず、亀の子たわしで泥を落とすだけにしておきましょう。

更に知っておきたいのが、食物繊維には「水に溶けるタイプ」と「水に溶けないタイプ」の2種類が存在するということです。文字通り、水に溶ける食物繊維を水溶性食物繊維、水に溶けない食物繊維を不溶性食物繊維と呼んでいます。

  • 水溶性食物繊維を多く含む食材は、海藻類果物
  • 不溶性食物繊維を多く含む食材は、野菜類全般キノコ豆類など。

食物繊維は吸収スピードが遅い(腸で吸収されにくい)ため、腹持ちが良い。ダイエットに向いていると言えます。

食物繊維は、腸内環境を良くする事にも一役買います。

  1. 大腸で水分、コレステロール、脂などを吸収し、便と共に排出する効果。(水溶性&不溶性)
  2. 物理的な刺激で大腸の蠕動運動(ぜんどう)を活発にする。便を押し出し、便秘を改善する効果。(不溶性)
  3. 善玉菌のエサになり、その活動を助ける効果。(水溶性&不溶性)

食物繊維の摂取目安(一日)は、

  • 成人男性で19グラム
  • 成人女性で17グラム

となっています。キャベツ一に換算すると約1玉分くらいになるようです。意外と大変ですよね。

ごぼうは100グラムあたり約5.7グラムの食物繊維を含みます。更に、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスに優れています。

ごぼうの食物繊維の比率

  • 不溶性食物繊維 3.4グラム
  • 水溶性食物繊維 2.3グラム

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は、その両方をバランスよく摂ることが推奨されています。

重要ポイントとして、ごぼう茶では水に溶けない不溶性食物繊維を摂取することができません。(ごぼう茶の茶殻まで食えば補充できるが)

その代わり、ごぼう茶には手軽さというメリットがあります。ごぼう嫌いの人でも飲みやすく、いつでも飲むことができます。

ごぼう茶の副作用

水溶性食物繊維は、便を柔らかくする効果が、不溶性食物繊維には便を硬くする効果があるとされています。

通常の食事では、水溶性食物繊維を摂り過ぎることはほとんどありません。

しかし、ごぼう茶では水溶性食物繊維だけを摂ることになるので、ごぼう茶を常軌を逸して飲むと、水溶性食物繊維の摂り過ぎで下痢になる可能性があります。

ごぼう茶は特に複雑な加工がしてある訳ではなく、基本は煎っただけです。食べ物なので、重篤な副作用は考えにくいと言えます。

しかし、何事にも限度というものがあり、ごぼう茶でも飲み過ぎはよくない。

事実、ごぼう茶を飲んで下痢になったとの報告もあるようです。

また、数は少ないものの、アレルギーの報告もあります。体に合わないと思ったら、即刻中止すべきでしょう。

「花粉症にごぼう茶が効く」は嘘、逆に悪化する可能性あり

(↓下記の資料はアナフィラキシーショックの報告。ブラウザによっては見れないことがあります。operaなら見れるようです。)

http://www.drmtl.org/data/120112219j.pdf

キク科の植物にアレルギーがある人は特に注意が必要です。

花粉症の原因植物と言われる「ブタクサ」「ヨモギ」もキク科です。

キク花粉症の人がキク科の植物を食べると、アレルギーが悪化することが知られています。

花粉症の人はごぼう茶に近付かないことをおすすめします。

ごぼう茶で腸が傷つく?

結論から言うと、ほぼありえないです。

腸に炎症などの病気がある人(潰瘍性大腸炎)は、ごぼうなどの食物繊維の多い食材を食べないように指導されます。

理由は消化しにくいから。食物繊維は、人の消化酵素で消化しきれない物質なのです。

消化しきれないからこそ、腸内の汚れを吸着して便といっしょに排出する、掃除の効果があるというわけです。同時に、腸内に炎症がある人はその効果がマイナスに働く可能性があります。物理的な刺激が与えられるからです。

ただし、これはあくまで「ごぼうをそのまま食べた」時の話。

ごぼうをよく噛まずに食べたら、消化に悪いのはイメージ的に分かりますよね。胃で消化出来ずに、固形物のまま腸内を通過してしまいます。これでは腸に負担がかかってしまうのは当然です。

しかし、ごぼう茶には固形物は含まれません。つまり、物理的な刺激を与えることが無理なわけです。

ごぼう茶に含まれるのは水溶性の食物繊維です。むしろ、水溶性食物繊維にはゲル状になって柔らかくなる効果があるので、腸壁には優しいと考えられます。

したがって「ごぼう茶の食物繊維は粗いので腸を傷つける」という話は嘘だということです。(ごぼう茶の食物繊維が粗いというのはイメージ的に考えてもおかしい)

もしかしたら「ごぼう茶で腸が傷つく」と書いているサイトは、食物繊維は2種類あることを知らないのかもしれません。ネットで検索すると「潰瘍性大腸炎の人が食べてはいけない食材」のリストにごぼうが入っているので、ごぼう茶もダメだと勘違いしたのではないでしょうか。

※ごぼう茶で腸が傷つくことはありえませんが、潰瘍性大腸炎は厚生労働省から難病認定されている病気です。難病なので何が起こるか分かりませんので、潰瘍性大腸炎の方がごぼう茶を飲む場合は、必ず医師に相談してください。

ごぼうサポニンの摩訶不思議

ごぼう茶のことを調べていると、良くも悪くも必ず「サポニン」の事を知ることでしょう。

ごぼう茶の副作用を説明するサイトには、ごぼうサポニンは毒だと書いてあります。

理屈はこうです。

『ごぼうは土の中でも腐ったりしないように、強い殺菌の成分を皮に持つ。その殺菌の成分とは、界面活性作用を持つ石鹸に似た成分。

このサポニンの界面活性作用は良い細胞悪い細胞の見分けがつかない。良い細胞も破壊してしまうので、溶血作用がある。悪玉コレステロールだけではなく、善玉コレステロールまで排除してしまう。したがって、ごぼう茶のサポニンは毒である。皮を剥いてアクを抜けば、サポニンを消せる』

一方、ごぼう茶を推進するサイトや本には、ごぼうサポニンは素晴らしい成分だと書いてあります。

理屈はこうです。

『ごぼうは土の中でも腐らない抗酸化作用を持つ。その抗酸化ポリフェノール成分こそサポニンである。ごぼうのポリフェノール(サポニン)は最強である。なぜならば、土の中で腐らないからだ。

ごぼうサポニンの効果は土の中で腐らない「防虫・抗菌作用」だけではない。ごぼうが受けた傷を治すのもサポニンの効果なのだ。

ごぼうサポニンは皮の部分に多い。ごぼう茶を飲めば、ごぼうの抗酸化若返り作用の恩恵を受けることができる。サポニンはまるで石鹸のように、脂肪やコレステロールを洗い流してくれるのだ。したがって、ごぼう茶にはダイエット効果もある。』

もっともらしいことを言っていますね。どちらも。

では、果たしてどちらが正しいのでしょうか?

私なら「両者の意見の中間あたりが正しい」と答えます。

ごぼうサポニンは適量なら健康に良いが、多すぎると毒になるということです。

…さて、ここまでは当たり前の話。

それよりむしろ、「ごぼうにはサポニンそのものが含まれてない」って疑惑があるんですよ実は。

その事について詳しく調査してみました。

ごぼう茶のサポニン含有量は限りなく「ゼロ」だった!

ごぼう茶にサポニンが含まれていないとする根拠を3つ上げてみます。

注意公的な文章(論文とか厚生労働省とか)に「ごぼうにサポニン」の記述がない。

ごぼうにサポニンと書いているのは、ごぼう茶の宣伝サイトばかり。検索してみれば一目瞭然でしょう。

注意ごぼう茶の商品説明には「サポニンの含有量」が書かれていない。書かれている商品が1つもない。

「サポニンが豊富」とは書いてあるものの、具体的な量については触れられていないようですね。

注意豆乳にはサポニン(大豆サポニン)の含有量がしっかり書かれている。

豆乳のパックをよく見ると、大豆サポニンの含有量がしっかり書かれていることに気付きます。

なぜか朝鮮人参とごっちゃにされている?朝鮮人参とごぼうは全く別の種類なのですが…。

※ごぼうはキク科。サポニンを含むと言われている朝鮮人参や田七人参はウコギ科。

これだけだと説得力にかけるので、ごぼう茶販売メーカーに直接問い合わせてみることに。情報の信憑性を上げるため、3つの違うごぼう茶メーカーに問い合わせました。

単独のソースでは、確かな答えは導き出せないからです。

メーカー1

サポニン含有量問い合わせ

確認していない=分からない

メーカー2

ごぼうサポニンの量は不明

技術的な問題があって調べられない(自社で調べてない)=正確な量的数値は未確認=分からない

メーカー3

ごぼうサポニン検出されず

検出されていません=ごぼう茶にサポニンは含まれていない

多数決の理論でいくと、

  • 分からない→2
  • 入ってない→1

なので、まぁ結論としては「分からない」といったところでしょうか。

サポニンは多くの植物に広く分布しているとされる成分です。そのため、ごぼうにもサポニンが含まれている可能性は十分にあります。

しかし、ごぼうにサポニンが含まれているという具体的な証拠がないのも事実。(サポニンの具体的な量を誰も示せていない)現段階では、ごぼう及びごぼう茶にはサポニンが含まれていないと考えるのが自然だと思います。

ごぼう茶のダイエットやアンチエイジングの効能も嘘?

ごぼう茶の効能説明ではサポニンが重要視されていることが多いですよね。サポニンにダイエット効果やアンチエイジング効果があると書かれていることが多い。

仮にサポニンが含まれていない場合、ごぼう茶にはダイエットやアンチエイジングの効果はないのか?必ずしもそうとは言い切れません。

同じような効果を持つ成分が他にも入っているからです。

後述する成分「イヌリン」には血糖値の上昇を押さえる効果があるのでダイエット効果が見込めます。ポリフェノール(クロロゲン酸・リグナン)の含有量も比較的多いので、アンチエイジング効果も嘘とは言い切れないでしょう。

ただし「ごぼう茶を飲むだけで痩せる」ということは有り得ません。

ダイエット目的でごぼう茶を飲むとしたら、必ずカロリー制限もしないと無駄に終わってしまいます。

ごぼうの有効成分データ

便が体内に溜まっていることは、毒素が体内に溜まっていることに等しい。(便は老廃物であるため)

食物繊維には腸内環境を良くする働きがあります。

腸内環境が改善されて便通が良くなる事には、思いがけないメリットがあります。毒素が排出される事で、体臭改善や美肌効果などに繋がるのです。

(出典:食材健康大辞典 – 時事通信出版局)

特に注目度が高いごぼうの有用成分

イヌリン

水溶性食物繊維(ごぼう茶で摂取可)

効能

  • 血糖値の上昇を抑制
  • コレステロールを吸着して排出。余分なコレステロールが吸収されるのを防ぐ。
  • 肥満の予防。糖尿病の予防。
  • 高脂血症の予防。動脈硬化の予防。
リグニン

不溶性食物繊維(ごぼう茶で摂取不可)

☆空気に触れると成分が増える。

効能

  • 有害物質を吸着して排出する効果。抗菌作用。
  • 便の体積を増やし(増えるワカメのように水分を吸収)、腸を刺激し、動きをよくする(蠕動運動)。その結果、便秘の改善に繋がる。
  • 腸内環境をよくする。
  • 腸内環境が良くなり、便秘が改善されたことにより、ダイエット効果や美肌効果が見込める。
ポリフェノール

苦味や色素の成分。アンチエイジングとセットで語られる事が多い。

効能

老化を促進する活性酸素を除去したり、動脈硬化を予防するなどの効果が期待されています。

ごぼう茶には様々な種類のポリフェノールが含まれているようです。具体的な名前を挙げるとするならクロロゲン酸とリグナン。どちらもポリフェノールの1種です。クロロゲン酸はコーヒーや茄子にも含まれているポリフェノールです。

ごぼう茶の効能を説明するサイトでは「ごぼうのポリフェノールはサポニン」と書かれているのですが…。

しかし、私が調べた限りでは、サポニンのことをポリフェノールだと記述している公文書は1つも見当たりませんでした。

サポニンとポリフェノールは別物の可能性もあります。(ほぼ確実に別物)

まぁそもそもごぼう茶にはサポニンが含まれていないので、根本的に間違ってるんですけどね。

その他の有用成分

カルシウム

骨や歯を強くする

カリウム

血圧を正常にする

ペルオキシダーゼ

活性酸素を除去を除去するので、アンチエイジング効果。

セレン

活性酸素を除去する。脂質の酸化を防ぐ。水に溶けないので、ごぼう茶で摂取するのは難しい。

●結論

ごぼうが健康に良いのは確かです。しかし、ごぼうの効能を過大評価しても意味がありません。

「ごぼう茶は万能薬」とは流石に言い過ぎですし、有り得ないことです。

ごぼうは不溶性食物繊維水溶性食物繊維のバランスが良い食材で、このバランスの良さがごぼうの最大のメリットとも言えます。このメリットを活かしたいなら、ごぼうをそのまま食べた方が良いですね。

では、ごぼう茶の意味は?

不溶性食物繊維を除く、ごぼうの健康成分を手軽に摂れること。そのくらいでしょうか。

とりあえず、ごぼう茶を飲む時は、残った「茶殻」まで食べたほうが良さそうです。

ごぼう茶を飲んだ感想

さて、ここまで長々と書いてきましたが、一応この記事はごぼう茶を飲んだ後で書いています。

サポニンの件で問い合わせたメーカーさんのごぼう茶は美味しく飲まさせて頂きました。

ごぼう茶を飲んだ感想を端的に言うと、

ごぼう

です。

完全に

ごぼう

そのものです。

っていうか

ごぼう

としか言いようがありません。

がめ煮の汁を飲んでいる感じとでも言いましょうか…。(がめ煮とは九州地方の料理で、全国的には筑前煮と呼ばれています)

元々ごぼうが好きで好きでたまらない、という方にはごぼう茶が向いているかもしれません。

ただ、万人向けという点を考えた場合、おすすめできるのは国産のプーアール茶です

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